気がかりな定年後の暮らし

不安を抱えている人が多い

定年後の暮らしに不安を抱えている人は少なくありません。今は仕事があるので、充実した毎日を送れています。しかし、定年後はこれまで仕事に使っていた時間がそのまま空くようになり、やることがなくなってしまうかもしれません。

やることがなくなってしまう人の特徴

定年後にやることがないと感じる人には、いくつかの特徴があります。まず、今の仕事が充実している人は退職後に大きな喪失感を覚える可能性が高いでしょう。仕事に従事している間はそれに没頭でき、様々な人との交流も生まれます。毎日が充実していますが、定年後は途端にやることがなくなり、何をすればいいのか分からなくなってしまいます。そのため、自由な時間ができても持て余す傾向にあります。
また、趣味を持っていない人も定年後に困ってしまいがちです。自分が夢中になって楽しめる趣味が1つでもあれば、それを定年後の生きがいにできます。しかし、何も趣味がなく仕事中心の生活を送ってきた人は、急にやることがなくなり退屈な時間が増えてしまいます。
周囲との関わりが薄い人も注意しましょう。退職後は、会社の同僚や後輩と接する機会がほとんどなくなります。すでに学生時代の友人や近所の人と疎遠になっている人は、定年後に他人と関わる機会が極端に減ってしまいます。一緒に遊んだり食事をしたりする人がいないので、時間を持て余すでしょう。

定年後の暮らしが不安なら

仕事が生きがいで定年後の暮らしが不安な人は、リタイアせず新しい仕事を始めてみてはいかがでしょうか。今の職場に再雇用を打診するという手もあります。これまでの経験を活かせる職種なら、新たなやりがいを感じながら働けるかもしれません。仕事をすれば、自然と「社会に貢献している」という実感が生まれ、メリハリのある日々を過ごせます。体力に不安があるなら、今までよりもペースを落として「週に○日」と決めて働く方法もおすすめです。
また、定年後にできた時間を活用して資格の取得に取り組む人も多いようです。勉強することで脳が活性化されるので、認知症予防にもなります。資格によっては再就職に役立つものもあるので、定年後も仕事をしたい人はぜひ挑戦してみましょう。一例として、おすすめの資格をまとめているサイトを以下に紹介します。紹介されているもの以外にも様々な資格がありますが、まずは参考までにチェックしてみましょう。

60歳から資格を目指す方必見！定年後に役立つ資格とは？

こちらのサイトに、定年後におすすめの資格や詳しい内容がまとめられています。

社会とつながろう

定年後の暮らしを充実したものにするためには、社会とのつながりを持つことが重要になります。毎日孤独に暮らしていると、大きなストレスを感じるようになります。それが心身の健康を損なう原因になるので、なるべく社会とのつながりを持ち続けなければなりません。そういった意味でも、新しい仕事を始めるのはおすすめです。